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「CONTAX T3」を修理に出し、リペアセンター諏訪から返ってきました

フィルムカメラ「CONTAX T3」を修理に出しました

CONTAX T3」はおそらく現在もっとも人気があるフィルムカメラです。

フランク・オーシャン、ソフィア・コッポラ、ニック・ヴァレンシ(ザ・ストロークス)、玉城ティナ、星野源、錦戸亮など世界中の著名人がユーザーとして知られ、昨今のフィルムカメラブームも手伝って、この数年で価格は数倍に高騰してしまいました。

もはや10万円以下で買えることは奇跡。相場は20万円程度まで跳ね上がっています。

そんな「CONTAX T3」の人気を支えるのが、修理体制。とっくに生産終了しているフィルムカメラですので、メーカーによる修理対応はとっくに終了していますが、長野県のリペアセンター諏訪という会社でなら2020年現在も修理を受け付けてくれるのです。

この記事では、僕が愛用している「CONTAX T3」が修理から返ってきたので、その顛末をレポートします。

実際に修理に出したら金額はいくらかかるのか、期間はどれくらい必要なのかなど、気になっている方は多いはずですので、ぜひ参考にしてください。

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「CONTAX T3」の修理理由:フィルムの巻き上げ不具合

そもそも僕が「CONTAX T3」を修理に出した理由は「フィルムの巻き上げができなくなったから」でした。

裏蓋を開けて新しいフィルムを挿入し、蓋を閉じると自動的にフィルムが開始位置まで巻き上がるのが「CONTAX T3」の特徴です。

しかし、ある日から僕の「CONTAX T3」は、フィルムが巻き上がると「01」表示になる液晶が、フィルム巻き上げ動作をするにも関わらず「00」で点滅するままとなってしまいました。

裏蓋を開けて確認してみると、フィルムを巻くスプールと呼ばれるパーツについている、フィルム穴をひっかけるための爪が欠損してしまっているようでした。

リペアセンター諏訪に修理依頼してからの流れ

リペアセンター諏訪に修理を依頼し、完了するまでの流れは次の通りでした。

  1. リペアセンター諏訪のサイトから修理依頼票をダウンロード。
  2. CONTAX T3を梱包し、修理依頼票を同封して、リペアサービス諏訪へ元払いで発送。
  3. 修理見積金額と予定納期の連絡が着電。
  4. 金額と納期を了承後、修理開始。
  5. 修理完了後、発送と最終的な修理料金、送料、到着予定日が着電。
  6. 修理料金と送料・代引き手数料1,000円(全国一律・税抜)を代引きで受け取り。

全体の納期としては、3月上旬にリペアセンター諏訪へカメラを発送し、5月下旬に受け取りということで、約2ヶ月半の工程となりました。

「CONTAX T3」修理の見積内容と作業内容

見積もり内容

  • スプール爪破損の為巻き上げず、スプール交換します。
  • レンズ機構部品劣化による繰り出し不良の為、レンズ機構部品交換します。
  • 各部点検します。

作業内容

  • スプール爪破損の為巻き上げず、スプール交換しました。
  • レンズ機構部品劣化による繰り出し不良の為、レンズ機構部品交換しました。
  • AE・露出精度点検しました。
  • AF・ピント精度点検しました。
  • 各部点検しました。

といった感じで、修理依頼したスプール爪破損だけでなく、レンズ繰り出し不良についても点検して修理提案をしてくれたのがまず印象的でした。

確かにレンズ繰り出し時に金属的な音がするとは思っていたのですが、新品の正常動作時を知らないため、こうした提案は大変助かります。

また特記事項として次のような内容が事前に知らされていました。

ウエカバーの隅がかけていますが、補修部品終了の為現状のままとさせて頂きました。

ウエカバーとはカメラ上部の黒いプラスチックパーツのこと。

たしかによく見ると、左端の電池挿入部分にかかる部分が少し欠けていました。残念ながらこのパーツはすでに在庫が切れてしまっているようです。

修理内容はバッチリ&点検も丁寧でした

そして受け取った「CONTAX T3」を確認してみると、当然のように修理はバッチリ。

こちらで確認できていた不具合であるフィルム巻き上げ不良はきれいに改善。また、先方から提案をいただき修理をお願いしたレンズ繰り出し部分も快調になりました。

また実際に撮影してみて真っ先に驚いたのが、ファインダー。覗いた瞬間に「部品交換しました?」と思うほどクリアになりました。本来こんなにきれいなファインダーだったのかとびっくりです。

続いてはレンズ部分。光に当てるとレンズ内部にうっすら油染みのようなものが見えたのですが、これもきれいになっていました。

「CONTAX T3」の修理価格

気になる修理価格はこちら。

  • 修理代:15,000円(税別)
  • 部品代:4,000円(税別)
  • 合計:19,000円(税別)

決してお安い金額ではありません。これだけのお金を出せば、実用的なフィルムカメラも買えるレベルです。

しかし、僕としては「CONTAX T3」をリペアセンター諏訪へ修理に出して十分満足しています。

すでにメーカー修理が終了しているカメラを純正パーツで部品交換して修理できたうえに、丁寧に点検&清掃してもらえたからです。

すでに欠品パーツあり。できるだけ長く修理対応して欲しい

以上、リペアセンター諏訪へ「CONTAX T3」を修理に出した理由やその流れをご紹介しました。

結果として大変満足していますが、心配なのはすでに欠品しているパーツがあるということ。

後日レビューしようと思いますが「CONTAX T3」は僕にとってもお気に入りカメラですし、世界的にも大人気のカメラです。

しかし、電子部品を使っている後期のフィルムカメラのため、取り替え部品の在庫切れはメンテナンスにおいて致命的。いつまで修理対応してもらえるのかはわかりません。

手元にある個体を大切に扱いながらも、気になる点があれば早めにメンテナンスや修理の依頼をした方がいいかもしれません。

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照沼健太

編集者・ライター・写真家・音楽評論家。2014年より2016年末までユニバーサル ミュージックジャパンのオウンドメディア『AMP』編集長を務め、並行してライフスタイルメディア『ROOMIE』に編集部員として参画。現在は音楽・カルチャー・広告等の分野にてコンテンツ制作やプロデュースを行っています。

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