カルチャー ファッション

ラフシモンズ全開のコラボ。RAF SIMONS / THE XX「SET OF PATCHES」

ラフシモンズとThe xxのコラボレーションアイテム

RAF SIMONS / THE XX「SET OF PATCHES」

最近ファッションアイテムを紹介していなかったので、ラフシモンズとイギリスのバンドThe xxのコラボアイテム「SET OF PATCHES」をピックアップしてみようと思います。

これは2019年にリリースされたThe xxのファーストアルバム『The xx』の10周年を記念したコラボアイテム。

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2009年作である『The xx』や、当時のバンドをセレブレートするパッケージとなっています。

ラフ・シモンズはカルヴァン・クライン時代にThe xxのMV「I Dare You」に関わるなどの親交もあり、バンド側から10周年のコラボを打診したそうです。

The xxのストアで2サイズ(5インチと12インチ)が限定販売され、価格はそれぞれ115ユーロ、135ユーロでした。

僕は12インチ版を購入し、レコードと並べて部屋に飾っています。

「SET OF PATCHES」パッケージ内容

ラフシモンズのロゴフォーマットで「RAF SIMONS / THE XX」とあしらわれた黒いボックスを開けると、そこには黒い包装に包まれたこれらのアイテムが入っています。

  • ピンズ(2個)
  • 布パッチ(5枚)

source: The xx

このイメージ写真のように、ピンズを使って布パッチで自分の洋服をカスタマイズするという発想のようです。

ここ最近のラフシモンズは自身のコレクションだけでなく、フレッドペリーとのコラボレーションにおいても、フルカラーのグラフィックを扱ったパッチ使いが特徴的。

カニエ・ウェストやドレイクらUSラッパーが着用したことから、ウェールズのバンドであるマニック・ストリート・プリーチャーズをモチーフとしたパッチ使いをしていた2001年のコレクションが伝説化&価格高騰しているように、近年は「ラフシモンズ=パッチ」というイメージが強まっている気がします。

RAF SIMONS / THE XXのダブルネームを象徴するピンズ

こちらがピンズ。厚手の黒い紙に2つ固定されています。

Xのかたちの真ん中にRS(RAF SIMONS)があしらわれており、ダブルネームを象徴するアイテムと言えるでしょう。

シルバーの縁取りと、漆のような光沢あるボディのブラックが、美しいコントラストを描いています。

アルバム『The xx』のアートワークを使った布パッチ

布パッチにはカラーのグラフィックプリントが施されています。

これらのグラフィックはいずれも2009年のアルバム『The xx』のアートワークから取られたもの。

布パッチその1

このグラフィックはシングル「Islands」のアートワークにも用いられています。

布パッチその2

人物のシルエットと、強くカラフルな光源。

布パッチその3

シングル「Crystalised」のアートワークにも使われたグラフィック。

先日シュプリームとのコラボレーションも行われた、マイ・ブラッディ・バレンタインの『ラブレス」ジャケットのような、“ビデオ感”がありますね。

布パッチその4

こちらもアルバムのアートワークより。

布パッチその5

同じくアルバムアートワークから。

今見ると、写真家・奥山由之さんの作品のようにも見えますね。

役に立たないモノが持つ、インスピレーション力

以上、RAF SIMONS / THE XX「SET OF PATCHES」とその中身を紹介しました。

ご覧の通り、決して役に立つアイテムではありません。

ファッションとしても、ファングッズとしても、なんとも絶妙なラインで、実際にこれを使って洋服をアレンジする人がいるかというと、多分ほとんどいないのではないかと思います。

でも、こうして撮影のために箱から取り出して眺めてみて、しみじみと「良いなー」と思いました。

何よりも、このような“あまり役に立たないもの”をしっかり企画して、クリエイティブに落とし込み、実現したというその事実がすばらしい。それをこうしてモノとして手に取ると、インスピレーションが湧いてきます。

モノって、やっぱり必要」そう思わされます。

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照沼健太

編集者・ライター・写真家・音楽評論家。2014年より2016年末までユニバーサル ミュージックジャパンのオウンドメディア『AMP』編集長を務め、並行してライフスタイルメディア『ROOMIE』に編集部員として参画。現在は音楽・カルチャー・広告等の分野にてコンテンツ制作やプロデュースを行っています。

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