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優れた精神論は、優れたハウツーになる。鈴木心「写真がうまくなっちゃう7のこと」

写真家・鈴木心の著作「写真がうまくなっちゃう7のことを購入しました。

鈴木氏の完全自費出版による、“写真”を巡るTwittereユーザーとの質疑応答を元にした書籍で、ほぼ全編が一問一答の見開きページで構成されています。

よくある“一眼レフで上手な写真を撮る方法”みたいな教則ムックとは違い、実例付きでOK写真とNG写真を比較するようなページや、撮影用語が飛び交うインタビューなどはありません。

誤解を生む表現かもしれませんが、基本的には“精神論”です。

なぜ写真を撮るのか?

7章立の構成で1章目が「目的」であることが象徴的ではないでしょうか。

写真とどう向き合うか、つまりなぜ写真を撮るのかという“根本”が無ければ、良い写真も悪い写真もない。それは多くの“決断”を求められる写真家が最初に行う最初の決断である。

そうしたスタート地点を持つことは、ハイファイもローファイも自由に行き来できる時代において、写真に限らずとも必要な、最高のハウツーだと思います。

Twitterユーザーからの質問ページは、白地に青文字。鈴木氏が回答する奇数ページは、青地に白抜き文字。こうした構成により、小口は美しいライトブルーに。質問と回答で構成された本書を象徴するディテールです。

最後に、個人的にいちばんグッときた6章「そうぞう」のまとめ文の一部を紹介します。

依頼する人 撮られる人
撮る人 見る人

それぞれが、自分のすき、を乗り越えていくことが
作り手の想像力と受け手の想像力を生み出します。

鈴木心写真店

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照沼健太

編集者・ライター・写真家・音楽評論家。2014年より2016年末までユニバーサル ミュージックジャパンのオウンドメディア『AMP』編集長を務め、並行してライフスタイルメディア『ROOMIE』に編集部員として参画。現在は音楽・カルチャー・広告等の分野にてコンテンツ制作やプロデュースを行っています。

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