11インチiPad Pro用のMagic Keyboardを購入しました。
第一印象は「重い!」
ヤマトの配達員の方から箱を受け取った瞬間に驚く、重さ。
その重量は約600グラム。11インチiPad Pro本体が約470グラムですので、本体より約130グラム重い計算となります。その分、キーボード部分はしっかりとした厚みがあり、よく言えば剛性感があります。
シングルカメラの第1世代iPad Proに装着すると、カメラ部分はちょっとスカスカになります。
キータッチは良好。でも気になる点も
バックライトキーボードは、キーの運びが1mmあるシザー型を採用。16インチMacBook Pro以降の製品ですので、今後のアップル製キーボードのスタンダードと言えるでしょう。個人的にはバタフライ型の方が好きなのですが、それでもキータッチは良好です。
ただ、良くも悪くも“普通のキーボード”となっているため、隙間に水が入ると多分壊れます。従来の「Smart Keyboard Folio」のようにラフに扱うことはできなくなりました。
11インチで使うには小さいかも
そして気になるのがトラックパッドの小ささ。
横幅は問題ないのですが、縦が狭すぎて結構ストレス。この辺は12.9インチiPad Proに新たな魅力が加わったとも捉えられそうです。
もちろん、その分重くなりますが。
本当に必要なのかよく考えよう
「Magic Keyboard」は、かなり使う人を選ぶアイテムです。
これをiPad Proにつけると「お仕事」感が一気に強まります。昔のマイクロソフトっぽいというか、サードパーティー製品っぽさが出るというか、正直なところテンション下がる感じは否めません。
それと同時に一気に重量が増すため、iPadのあの軽快感も完全に消し飛びます。
「iPadで仕事するという未来感を得たいならいいけど、この重さならMacBook Airで良くない? むしろiPadで仕事するにも、基本Smart Keyboard Folioで十分じゃない?」なんて思ってしまう部分も…。
このパッケージデザインも、アップルにしてはタイポグラフィがちょっと間抜けというか「あくまでビジネス向けのオプションです」と訴えているように見えませんか?
もちろん、この「Magic Keyboard」を使うことで確実に得られるものはあります。しかし、その分失うものも非常に大きいです。
自分がiPad Proに何を求めているのか。それによって大きく価値が変わるアイテムだと思います。