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プロ御用達。カメラのロゴ隠しや撮影現場、音響機材に使う「パーマセルテープ(シュアーテープ)」

パーマセルテープは“万能な高級テープ”

「パーマセルテープ(別名:シュアーテープ)」をご存知でしょうか?

これはざらっとした和紙のような風合いの紙と糊を組み合わせたテープで、1ロールで1000〜2000円くらいする結構な高級品です。

しかし、そんな値段がするだけあって高性能とあり、写真や映像の撮影現場、ライブハウス、イベント会場などでよく目にする、プロ御用達の“ちょっと違うテープ”なんです。

パーマセルテープの特徴

パーマセルテープの特徴は次の通り。

  • 手でちぎれる(ハサミ要らず)
  • 粘着力が強い
  • 剥がしても糊が残らない
  • 熱に強い(照明機材に使われることも)
  • 白かベージュは文字が書き込める
  • 黒は遮光性が強い

これらの特徴の組み合わせがパーマセルテープの柔軟性をもたらし、プロの現場で重宝されるのです。

利用シーンその1:なんでも固定できる

パーマセルテープは簡易的に何かを固定するのに役立ちます。

例えば、置くとコロコロ転がってしまうような被写体を背景や地面とくっつけたり、ぶつけて折れてしまったパーツをぐるぐる巻きにして補修するなど。

撮影の世界では、ズームレンズのズームリングを固定して焦点距離が動かないように固定するなんて使われ方もありますね。またはカラーセロファンをストロボなどの照明器具に固定してフィルターがわりにしたり、ハレ切り用のフードがわりにすることもあります。

簡単に手でちぎれて、粘着力が強く、熱耐性がある。それでいて剥がしても糊が残らないという特徴が生きる活用事例ですね。

利用シーンその2:カメラのロゴや、アップルマークなど、なんでも隠せる

カメラのロゴを隠して使っている人を見たことはありませんか? パーマセルテープの代表的な使い方の一つがアレです。

撮影機材の多くは黒いボディーをしており、黒いパーマセルテープを貼れば自然と馴染むので、白いロゴなどを隠すのにぴったりなんです。

さらに黒いパーマセルテープは遮光性に優れているため、ちょっと古めのMacBook Proなどの光るアップルロゴ(リンゴマーク)を隠すのにも使われていました。

今の光らないMacBook Proのアップルロゴでも、スポンサーの都合などで隠さなければいけない場合はパーマセルテープで隠すと糊も残らず便利ですよ。

白いパーマセルテープの場合は、スチレンボードなどを使った背景の継ぎ目を隠すのにも利用できます。

利用シーンその3:機材にメモする

レコーディングスタジオやライブハウスなどでミキサー卓にテープが貼られ、そこにマジックで文字が書かれているのを見たことありませんか?

マスキングテープやドラフティングテープで代用する場合もありますが、糊の残らなさという観点からはパーマセルテープを使うのが一番です。

白、あるいはベージュを使うと良いでしょう。

利用シーンその4:傷防止

売却前提で機材を使う場合や、リース品を使用する場合など、パーマセルテープは傷防止にも役立ちます。

特に傷つきやすい角などを保護しておくパターンが多いようです。

パーマセルテープは一つ持っておきたい便利な道具

以上のように、パーマセルテープは高いだけあって非常に高性能かつ汎用性の高いテープです。

家庭においても1ロールあれば、ちょっとしたことに役立てられるので、ぜひガムテープや葉状テープと合わせて常備しておくと便利ですよ。

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照沼健太

編集者・ライター・写真家・音楽評論家。2014年より2016年末までユニバーサル ミュージックジャパンのオウンドメディア『AMP』編集長を務め、並行してライフスタイルメディア『ROOMIE』に編集部員として参画。現在は音楽・カルチャー・広告等の分野にてコンテンツ制作やプロデュースを行っています。

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