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震災時にもスマートフォンと電源は死守したい
現代においてスマートフォンは、単なる通信手段や趣味の道具ではなく、もはやライフラインです。
以前、映画監督の新海誠さんにインタビューした際、彼がこう言っていました。
「スマートウォッチをつけて脈拍を診てもらっていた方がいい」など、もはや生存権にも関わってきている部分があります。
アニメが好きな方は、細田守監督の『サマーウォーズ』を連想されるかもしれませんが、あんな世界がすでに現実となりつつあるのは間違いありません。
そんな今だからこそ、震災などの災害時には水だけでなく電源の確保にも気を付けたい。そのため大容量バッテリーは、自宅に一つは持っておきたいアイテムだと思います。
大きい。でも“モバイル”なバッテリー

先日、本体だけで太陽光充電ができる耐衝撃・防水モバイルバッテリーを購入したことを紹介しました。
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理論上は単体で完結するバッテリーですが、やはり小型では限度があります。
そのため僕が“母艦”として自宅に備えているのが、この大型モバイルバッテリー「Anker PowerHouse 200」です。

「大型モバイルバッテリー」とはどこか矛盾しているようですが、サイズは長辺が約19cm、重量は約2.7kgと、無理のない大きさ。
上部には取手もついており、部屋を移動したり車に乗せたりするのにも苦になりません。
それでいてバッテリー容量は213Wh / 57600mAh。「小型扇風機を9時間以上稼働させることや、MacBookを3回以上、スマートフォンを約1週間分充電できる」とメーカーが謳う通り、大きさなりの余裕が確保されています。
メリット&デメリット
気に入っているところ👍
- 大容量バッテリーを搭載したコンパクトなボディ
- ほどよく丸みを帯びたシンプルで親しみやすいデザイン
- USB Type-Cに加え、AC電源でも給電可能
イマイチなところ👎
- 本体をDC入力で充電しながらUSB給電ができない
USB Type-AとCだけじゃなくコンセントも使える

大容量バッテリーに次ぐ「Anker PowerHouse 200」の特徴が、豊富な出力系統。
シガーソケット、AC電源、2つのUSB-Aポート、PD対応USB-Cポートからそれぞれ給電できるため、USBポートのない小型冷蔵庫などの家電、カメラのバッテリーチャージャーといった、幅広い製品を動作・充電することができます。
USB-CからMacBook Pro 15インチも問題なく充電できています(高負荷時は怪しいですが)。
本体の充電はコンセントかUSB Type-Cから

本体の充電は背面の電源ポートを通して、DCアダプター経由で行います。
また前面のUSB Type-Cを通してのPD入力で充電することも可能です。
本体を充電しながらUSBが使えない
ただし注意したい点が。
それは、本体をDCアダプターで充電しながら、USBポートを使ってスマートフォン等の充電できないということ。
これは間違いなく「Anker PowerHouse 200」最大のデメリット。自宅で本体を充電しながら、日常的に電源タップがわりに使うというスタイルが通用しません。
「どうにかできなかったの?」と言いたくてしょうがないのですが、できないのでしょう、きっと。
いざというときの安心のために

「Anker PowerHouse 200」の魅力は、無理なく持ち運べる大きさで、1週間分のスマートフォンの電力を確保できる安心感。
1泊2日のキャンプがメーカー側の想定シーンの一つのようですが、防災用品としても最適なアイテムだと思います。
僕はこの「Anker PowerHouse 200」と「RAVPower ソーラーモバイルバッテリー」、そしてソーラーパネルを組み合わせて、自宅備え付けの防災道具としています。
スマートフォン等のデジタルデバイスがライフラインとなりつつある現代において、こうした電源の確保は今後さらにマストになってくるはず。もしもの時に備えて、少しずつ準備しておくことをおすすめします。