カルチャー

“エヴァ明朝”の本物が使える「エヴァンゲリオン公式フォント マティスEB版」に感動

社会に大きなインパクトを与えた“エヴァ明朝”

95年にTV放映されたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』は、そのクオリティーと独特の世界観、謎が謎を呼ぶ展開などから社会現象となり、アニメファンや一般視聴者だけでなく、数々のクリエイターにも影響を与えました。

そのエヴァ世界の演出に一役買ったのが、”エヴァ明朝”とも呼ばれる極太の明朝体。

©カラー/Project Eva

劇中テロップやサブタイトル表示、エヴァの活動時間を示すインジケーターなどの劇中グラフィック、そしてLDやVHSのジャケットなどにも使用され、大きなインパクトを与えました、

『エヴァ』以降、数々の映画、TVドラマ、CMなどでオマージュされ続けていることから、誰しもが見覚えのあるフォントと言えるのではないでしょうか。

エヴァの文字、その本物「マティスEB」が安価で手に入る

そんな“エヴァ明朝”の正式名称は「マティスEB」

「マティスEB」とは、フォントワークス社の明朝体フォント「マティス」のEB(極太)版という意味です。

通常フォントというものは非常に高価な製品。

しかし、「マティスEB」を個人利用に限り4,600円(税別)という安価で提供する特別パッケージが、「エヴァンゲリオン公式フォント マティスEB版」です。

フォントワークス社のサイトから購入すれば、決済後にダウンロードでき、後日CD-ROMとブックレットがセットになったパッケージ版が郵送されてくる仕組みとなっています。

エヴァTV版、新劇場版の両方に対応

©カラー/Project Eva

この「エヴァンゲリオン公式フォント マティスEB版」において非常に嬉しいのが、エヴァTV版で使われている「クラシック」と新劇場版の「スタンダード」の2種類が入っているということ。

収録フォントデータ

  • TrueTypeフォント「EVA-マティス-クラシック」(TVシリーズ)
  • TrueTypeフォント「EVA-マティス-スタンダード」(新劇場版)
source: フォントワークス

ちなみに新劇場版のロゴは”長体”と呼ばれる文字を縦に引き伸ばす効果が加えられているので、再現したい場合は”長体”と”文字詰め”に気をつけると上手くいくと思います。

”エヴァ明朝”誕生秘話やその社会的インパクトが学べる「特典ブックレット」

特典ブックレットにも予想以上の読み応えがありました。

すでにネット公開されている情報も含まれていますが、エヴァ放映当時フォントワークス社は「なぜか東京を中心にマティスが売れている」と不思議がっていたというエピソードには思わず笑ってしまいました。

しみじみと「”本物”はいいね」

たかがフォント、されどフォントです。

エヴァ放映当時小学生だった僕は、自宅にあるPCの明朝体フォントを使ってどうにかエヴァっぽい表現をしたいと試行錯誤していましたが、やっぱり本物の雰囲気は出ないんですよね。

そんな積年の願いが、この「エヴァンゲリオン公式フォント マティスEB版」でついに叶ったことに、思った以上に感動。当初は「とりあえず買っておくか」的な気持ちだったのですが、いざIllustratorやPhotoshopで触ってみると楽しくてたまりません。

個人の場合はデザインワークや作品に使用してもOKとのことですので、今後どんどん使ってみようと思います。

”エヴァ明朝”を真似してみたことのある人なら、購入して損はないと思いますよ!

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照沼健太

編集者・ライター・写真家・音楽評論家。2014年より2016年末までユニバーサル ミュージックジャパンのオウンドメディア『AMP』編集長を務め、並行してライフスタイルメディア『ROOMIE』に編集部員として参画。現在は音楽・カルチャー・広告等の分野にてコンテンツ制作やプロデュースを行っています。

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